ゴルフ保険は1日だけでも必要?補償内容とおすすめの保険とは

2023.08.18

1日しかプレーしなくてもゴルファー保険は必要?

年に数回しかゴルフをしない方という方は、ゴルファー保険に加入していないという方も見受けられます。

「たまにしか行かないのに、わざわざ保険に入る必要ってあるの?」
「仕事の接待でラウンドしなければならなくなったけど、1日だけ加入できる保険ってある?」

と思っている方はぜひ、1日タイプのゴルファー保険を検討してみてください。

ゴルフでのケガやクラブの破損などは、いつ起こるかわかりません。
年1,2回しかプレーしない方のほうが、思わぬミスショットで他人をケガさせてしまった、
といった事故が起こる可能性も高いかもしれません。

そこで今回は、1日タイプのゴルフ保険について、補償内容から選び方のポイント、おすすめの
1日ゴルフ保険の解説をわかりやすくご紹介していきます。

 

そもそも1日のゴルフ保険とは?

ゴルフ保険には年間タイプもありますが、1日だけや1週間といった短期間のものもあります。

それでは1日タイプのゴルフ保険とはどのようなものなのか?補償内容や加入するメリット、
デメリットなどを説明していきます。

 

1日ゴルフ保険の補償内容

自身の死亡・ケガの補償
・打ったボールが木に当たって跳ね返り頭に直撃して怪我をした
・カートに足を挟んで骨折した

といった事故に対して補償されます。

具体的には、死亡・後遺障害が発生した場合に100万円、怪我の治療のために入院すれば1日につき 5,000円、手術を受けたら5万円、通院したら1日につき3,000円、などの形で保険金が支払われます。 保険商品によっては1日いくらではなく、入院したら一時金で10万円といった形で支払われる場合もあります。
他人への賠償責任補償
・自分の打ち込んだボールがキャディの足に当たってケガをさせてしまった
・同伴者のクラブを 落として破損させてしまった

といった場合に賠償金として保険金が支払われます。

頭にボールを当ててしまうなど、大ケガを負わせた場合は賠償金が非常に高額になるケースが多いです。数千万円を超える金額になってしまう場合もありますので、賠償責任補償はしっかりと備えておきましょう。
携行品損害補償
ゴルフ用品やカメラ、通貨などの携行品が破損したり盗まれたりした場合に保険金が支払われます。

しかし、スマートフォンやパソコンは補償の対象外となることや、紛失や置き忘れの場合は適用されないなど保険会社によって細かい規約がありますので、加入前にしっかりとチェック しておきましょう。

携行品が対象になる保険商品もありますが、そもそもゴルフ用品しか対象にならない保険もありますので、注意してください。
ホールインワン・アルバトロス補償
ゴルフ保険独自の補償と言えるのが、ホールインワン・アルバトロス補償です。
「ホールインワン・アルバトロスを達成した人は、大金をはたいてお祝いしなければならない」 という日本独自の習慣に対応できるように作られた補償です。

達成記念の祝賀会や祝賀コンペの開催費用、キャディへのご祝儀、達成記念品作成費用、ゴルフ場への記念植樹などのお祝いにかかった費用が補償されます。

特に仕事関係のコンペに参加中にホールインワン・アルバトロスを達成すると、きっちりと お祝いとして参加者たちにふるまわなければならず、また人数も多いため数十万~100万円を 超える金額がかかってしまうことも。 コンペの参加が多い方や、仕事関係の人とラウンドすることが多い方は備えておくと安心です。

1日ゴルフ保険に加入するメリットとデメリット

【メリット】
●思わぬ事故による医療費や賠償金、ホールインワン達成による必要資金などをまかなえる

●年に数回しかゴルフをしない人であれば1日数百円で補償と安心が得られる

●スマートフォンやインターネット、コンビニなどから手軽に加入できる


【デメリット】
●年間タイプのゴルフ保険と比較すると全体的に補償金額が低い

●プレー回数が多い人だと年間タイプよりも割高になる場合がある

●示談交渉サービスがついていないものがほとんど


このようにメリットとデメリットを見てみると、やはり年間を通し、どれくらいゴルフを
するのか、という点を考えながらご自身にとってメリットが大きいかデメリットが大きいかを
検討されるとよいのではないでしょうか。

 

ゴルフ保険の適用範囲には注意

補償内容の項でも少し触れましたが、ゴルフにおける事故であれば何でも補償されるわけでは
ありません。

いざという時に、補償の適用範囲はしっかりと把握しておく必要があります。

ゴルフ保険の怪我の補償については、「急激かつ偶然な外来の事故」によって怪我をした場合に
保険金が支払われる、と定義されています。
この定義に当てはまらない怪我は、例えゴルフプレー中に起こった怪我であっても適用外となります。

例えば、
●クラブを振り上げた時にぎっくり腰になった

●ゴルフを頻繁にしていたためにヘルニアになった

●毎週打ちっぱなしに行っていたら手首を疲労骨折した

「急激」とは突発的に起こったことを指すため、慢性的な症状や、症状が表面化するまでに
要因が蓄積されていたものなどは補償の対象から外れます。
また、ホールインワン・アルバトロスの補償についても、対象は国内のゴルフ場のみ、
同伴競技者を1名以上伴うこと、セルフプレーは補償の適用外、など様々な条件があります。

他にも、
●契約者の重大な過失がある場合(携行品の置き忘れや紛失など)

●喧嘩による怪我(「偶然」に当てはまらない)

●自宅で練習中に起きた事故

●脳疾患による事故

●むちうちや腰痛など医学的検査により客観的に根拠を証明できない症状

など、保険の適用外になるケースがあります。
そして保険会社によっても規定が違うので、契約前に規約はしっかりと確認することが大切です。

 

1日ゴルフ保険を選ぶポイント

では、1日ゴルフ保険を実際に選ぶにあたって、どのようなポイントで選べばよいのかを、
補償と保険料の2つの点から解説していきます。

 

補償してくれる範囲と条件

次の項で具体的に3つ、1日ゴルフ保険を詳しく紹介しますが、それぞれの保険商品によって
補償の範囲や補償される条件、補償金額などが違います。

選ぶ際のポイントとして、まずはご自身が手厚く欲しい補償は何かというところを考えてみましょう。

保険商品にはそれぞれ、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.「ホールインワン補償が高い保険」

2.「怪我に対する補償が厚い保険」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というふうに、補償内容が充実しているポイントがありますので、ご自身が不安に思う部分
補償を中心に選ぶのもひとつです。

他にも、携行品も補償される保険、ゴルフ用品しか補償されない保険、ゴルフ場での事故のみ
が補償されるもの、出発から帰宅するまでを補償してくれるもの、など補償が適用される範囲
なども違いますから、このように、欲しい補償の範囲や条件で選ぶのもひとつです。

 

掛け捨てなので保険料の安さ

1日ゴルフ保険は保険料が数百円と非常に安く、もっとも高いプランでも700円など、
加入しやすい金額です。

保険料が安ければ補償金額は少なくなり、保険料が高くなると補償金額も比例して高くなり
ますから、その時に利用するコースや一緒に回るメンバー、使用しているクラブの値段など
を考慮して、必要な補償金額と支払う保険料のバランスを見ながら選ぶとよいのではないで
しょうか。

 

気を付けるべき注意点

もう1点、ゴルフ保険を選ぶ際に気を付けていただきたいのが、現在かけている他の保険との
補償の重複
です。

例えば、年会費の高いプラチナクラスのクレジットカードであれば、ゴルフ保険が自動付帯
されているものがあります。

また、怪我の補償であれば医療保険や傷害保険、賠償責任補償であれば火災保険や自動車保険
に特約としてついている場合も。
補償が重複していると、だいたいはどちらか保険金額が高い方から支払われるので、ダブルで
保険金をもらえるわけではありません。


ですから、重複している分の保険料は無駄になってしまうため、注意が必要です。

クレジットカードの保険も、他の保険の特約も、ついていることをすっかり忘れていた!と
いう方も多いので、ゴルフ保険へ加入する前に一度調べてみることをおすすめします。

 
1日タイプのゴルフ保険の内容について見てきましたが、では実際加入するならどの保険
商品がおすすめなのか、4つご紹介したいと思います。

おすすめする基準は、「保険料は安く、補償内容は充実している保険」です。
それぞれの特徴を見てみましょう。

 

1日のゴルフ保険のおすすめ4選

1DAYレジャー保険ゴルフ向けプラン

1DAYレジャー保険は三井住友海上が提供する複数人契約可能なレジャー向けの保険です。
スマートフォンからのみ契約することができます。

 

1DAYレジャー保険の補償内容と保険料

タイプベーシックH1プレミアムH2
傷害死亡保険金200万円250万円
傷害入院時一時保険金10万円15万円
日常生活賠償保険金1億円3億円
ゴルフ用品保険-5万円※免責金額3,000円
ホールインワン・アルバトロス費用保険金12万円15万円
保険料/1名あたり500円700円
保険料は一人で加入すると500円ですが、複数人まとめて契約すると一人あたり300円まで安くなります。
ゴルフコンペの幹事向けのプランがあったりとレジャー中心の保険になっているので、様々なプランが用意されています。

契約期間は1日から。

他3社に比べると一人で加入するには500円と他とほぼ同じ保険料。
まとめて契約すると安くなったりするので幹事をされる方やグループでの利用がおすすめ。
 

ドコモワンタイム保険 「ゴルファー保険」(2022年5月25日に販売終了)

ドコモワンタイム保険は、東京海上日動が提供するドコモのケータイ契約者向けの保険です。
ドコモ契約者以外は加入できません。

 

ドコモゴルファー保険の補償内容と保険料

プランおてがるおすすめしっかり
死亡・後遺障害300万円700万円1,000万円
入院日額4,000円7,000円10,000円
通院日額2,000円3,000円5,000円
賠償責任1億円3億円 5億円
用品損害10万円10万円30万円
ホールインワン20万円50万円50万円
手術保険金【入院中】4万円   【外来時】2万円【入院中】7万円    【外来時】3万5千円【入院中】10万円   【外来時】5万円
保険料330円540円740円
保険料は300円~700円と安価ですが、怪我に対する補償と賠償責任補償の保険金額が
高いのが特徴です。

契約期間は1日もしくは1泊2日まで。

補償内容は全体的に手厚く、保険料も割安で魅力的なのですが、ドコモ契約者しか加入
できないこと、ドコモのキャリア回線からの申し込みのみ(Wi-Fiは不可)、携帯電話料金との
合算支払いのみ、などの制約が多いところがデメリットです。


 

ソフトバンクかんたん保険「ゴルファー保険」

ソフトバンクかんたん保険は、損保ジャパン日本興亜が提供するソフトバンクユーザー向けの保険です。

 

ソフトバンクゴルファー保険の補償内容と保険料

 ちょこっとあんしんしっかり
賠償責任5,000 万円1 億円 1 億円
ケガの補償120 万円 250 万円 550 万円
ゴルフ用品損害 10 万円 15 万円 20 万円
ホールインワン・ アルバトロス費用30 万円 50 万円 70 万円
保険料相当額300 円 500 円 700 円
保険料は300円~700円と、ドコモのゴルファー保険とほぼ同額です。

ただし、契約期間は1日だけでなく年間タイプもあり、補償内容が違いますので要確認。
1日タイプでは手術保険金がなく、他のケガに対する補償も保険金額が少なめです。

メリットは、他の3社に比べるとホールインワン・アルバトロス補償が高額であること。
ホールインワンやアルバトロスに、備えることができれば良いという方にはおすすめです。

 

au損保「ゴルフの保険」

au損保のゴルフ保険は、au契約者以外でも加入できます

申し込みはケータイからだけでなく、パソコンやタブレットからも可能。

支払い方法もauかんたん決済のほか、コンビニ払いやクレジットカード払いも可能です。

 

au損保ゴルフ保険の補償内容と保険料

プランブロンズシルバーゴールド
死亡・後遺障害100万円300万円500万円
入院日額5,000円5,000円5,000円
通院日額500円1,500円3,000円
賠償責任5,000万円8,000万円1億円
携行品損害10万円20万円30万円
ホールインワン10万円20万円30万円
手術保険金【入院中】5万円  【外来時】2万5千円【入院中】5万円  【外来時】2万5千円 【入院中】5万円   【外来時】2万5千円
保険料428円693円1,051円
保険期間は1日だけでなく3泊4日まで可能です。

保険料は428円~1,051円で他3社よりも少し高めで、補償金額は全体的に少なめです。
しかし、2泊3日・3泊4日の場合ですと、保険料は530円~1,303円とかなり割安になります。
他の1日保険を2日分、3日分かけるよりもお得ですので、泊りがけでのゴルフ旅行の際には
ぴったりです。

他に大きな特徴として挙げられるのは、ゴルフ場での事故だけでなく出発してから帰宅する
まで補償があるという点。
また、携行品補償もゴルフ用品に限定されないため、旅行保険としても活用できます。

旅行先でゴルフをする予定がある時や、カメラなどの携行品にも補償が欲しい方におすすめです。

 

1日ゴルフ保険への加入方法

最後に1日タイプのゴルフ保険の加入方法をご紹介します。

基本的にはインターネットからの加入で、紙の保険証券はなく、web上で完結するものが
ほとんどです。

そのため、加入申し込みは深夜でも当日でも、24時間356日可能でありとても手軽で便利です。


 

1日のゴルフ保険加入で安心してプレー

1日ゴルフ保険は、保険料は安く、補償内容もしっかりあって、ケータイで手軽に加入できる、
というメリットの多い保険であることが理解していただけたのではないでしょうか。

なお、今回の記事ではゴルフの1日保険について解説してきましたが、年に2回以上ラウンドに
出られる方であれば、一般的な年間契約のゴルファー保険も選択肢に入ってきます。

年間契約の保険なら、2,620円から1年間の保証が受けられる三井住友海上のゴルファー保険がおすすめです。
ただし、2,620円のプラン(スタンダードAコース)は支払われる保険金の額が低く、ホールインワン・アルバトロス保険も付いていません。不安な方やラウンドされる回数がより多くなる可能性のある方は、補償内容が充実した一番人気のスタンダードBコース(年8,950円)の方も検討の価値ありです。

 

ここがポイントだ

●ゴルフ保険には年間タイプもありますが、1日だけや1週間といった短期間のものがある。

●1日ゴルフ保険のメリットは、安くその日でも加入できるところ。デメリットは年間保証に比べて保証内容が少ないところ。

●1年のうち、2回以上コースに出る方であれば、1日保険よりも年間2,620円のゴルファー保険の方が安くてお得。

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田中 啓介
ゴルフ初心者。
憧れの上司であるゴルフ31に誘われ、お供することになる。
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