クラブが盗難に!クラブが折れてしまった!

2023.10.26

ゴルフクラブの破損・盗難された時のゴルファー保険適用例を解説

愛用していた大切なゴルフクラブの破損や盗難にあってしまった場合、頼りになるのがゴルフ用品補償です。
各保険会社が提供しているゴルフ用品補償を比較してみましょう。

各保険会社から様々なゴルフ保険が提供されていますが、ほとんどの保険に「ゴルフ用品補償」が含まれており、
規定の金額を上限に保険金が支払われます。ただし、多くの場合、ゴルフ場、ゴルフ練習場敷地内であること、
そして、保険の対象者が所有するゴルフ用品の盗難またはゴルフクラブの破損、曲損による損害であることが
補償の適用条件となっていますので、これに当てはまらない場合は保険金は支払われません。

また、ゴルフ用品補償以外に、
ゴルフプレー中に第三者へ怪我を負わせた場合のための「損害賠償補償」や、
ゴルフを原因とする被保険者自身の怪我のための「傷害補償」、
ホールインワンやアルバトロス達成時のお祝い費用を補償する「ホールインワンおよびアルバトロス費用補償」の
3つの補償も、ほとんどのゴルフ保険に組み込まれています。

「傷害補償」は、被保険者がゴルフ練習やプレー中に死亡、もしくは後遺症の残る怪我を負った場合の補償です。
多くの場合、治療のための入院・通院・手術等に掛かる費用も適用範囲となります。
 

三井住友海上

大手保険会社の三井住友海上では、ゴルフ保険「ネットde保険@ごるふ」が提供されています。

このネットde保険@ごるふの特徴は、豊富な選択肢です。
すべて補償内容の異なる6つのコースが用意されていることに加えて、うち1コースは「ホールインワン・
アルバトロス費用補償」が含まれていないかなり安価なコースとなっています。初心者から上級者まで、
様々なゴルファーのニーズに応えてくれるラインナップと言えるでしょう。
「ゴルフ用品補償」はもちろん、「賠償責任補償」「ゴルファー傷害補償」といったゴルフ保険ならではの
補償はすべてのプランに組み込まれています。また、「ゴルフ用品補償」の補償金額が、もっとも少ない
スタンダードAコースでも20万円と、全体的に他社よりも高く設定されています。

ネットde保険@ごるふは、比較的手軽なスタンダードプランと補償の手厚いプレミアムプランで構成されて
います。
前述の「ホールインワン・アルバトロス費用補償」のないコースは、保険料がもっとも安い
2,620円のスタンダードプランAコースです。その他、スタンダードプランには、8,950円・13,200円の
コースが用意されています。どちらかというと、ゴルフ初心者の方やそれほど頻繁にプレイしない方向けの
プランです。
一方、プレミアムプランには、14,430円・15,370円・18,190円の3つのコースがあります
保険料が高く設定されていますが、40~80万円のゴルフ用品補償や8,000円/日の入院保険金、5,000円/日の
通院保険金など、大手保険会社だからこそ実現できる、保険料に見合うだけの充実した補償内容となっています。

 
 スタンダードAコーススタンダードBコーススタンダードCコースプレミアムAコースプレミアムBコースプレミアムCコース
ゴルフ用品補償20万円25万円30万円40万円50万円80万円
保険料(年額)2,620円8,950円1万3,200円1万4,430円1万5,370円1万8,190円

【三井住友海上】ゴルファー保険について
※最新の補償内容や詳細につきましては公式サイトにてご確認ください

 

東京海上日動

東京海上日動のゴルフ保険は、「eゴルファー保険」です。
こちらの補償内容も、「ゴルフ用品の損害」「損害賠償補償」「傷害補償」「ホールインワンおよび
アルバトロス費用補償」の4種類です。

保険プランは、A・B・Cの3プランがあり、それぞれ補償額と保険料に違いがあります。
保険料の支払い方法は、1年分の保険料をまとめて支払う一時払い(8,690円・6,020円・3,880円)と
月額払い(760円・550円・350円)の2種類から選ぶことができます。総支払額は多くなりますが、
1回の支払いに関する負担を抑えたいという方には月額払いがおすすめです。
ドライバーの破損による補償は、特約「携行品特約」にて保険を受けることができます。携行品特約の
補償内容は、ゴルフ用品の盗難や破損などがあげられます。

 
 AプランBプランCプラン
ゴルフ用品補償30万円20万円10万円
保険料(年額)8,690円6,020円3,880円
保険料(月額)760円550円350円
【東京海上日動】補償内容・保険料について
※最新の補償内容や詳細につきましては公式サイトにてご確認ください

 

ミズノスポーツ保険

大手スポーツ用品メーカーでもあるミズノでは、CLUB MIZUNO会員向けにミズノスポーツ保険を
提供しており、その中の「ゴルフコース」がゴルフ保険にあたります。
ゴルフコースのプラン内容は、個人型と家族型と呼ばれる2種類に分かれているのが特徴です。
個人型・家族型とも3つのコースがあり、補償内容が異なります。加入には、CLUB MIZUNOの
会員登録が必要ですが、こちらも豊富な選択肢が魅力です。

個人型には、G1、G2、G3の3つのコースがあります。
G1コース
は、怪我による死亡・後遺障害補償や日常生活賠償を重視したコースです。怪我によって
発生する入院・手術・通院費用や、ゴルフ用品の補償はありませんが、保険料は月々500円と低く
抑えられています(保険料の設定は他のコースもすべて月額ですが、保険期間はいずれも1年間です)。
G2のバランスコースには、一般的なゴルフ保険と同様の「ゴルフ用品補償(携行品損害保険金)」
「損害賠償補償」「傷害補償」「ホールインワンおよびアルバトロス費用補償」が含まれています。
保険料は、月々980円です。
G3コースは、ホールインワン、アルバトロス費用に対する補償を重視したコースです。
怪我による入院や手術、通院は補償の適用範囲外となっており、「ホールインワン・アルバトロス
費用」の他、
「ゴルフ用品補償(携行品損害保険金)」「日常生活賠償保険金」「傷害死亡・後遺障害
保険金額」のみ
を補償適用範囲としています。
保険料は月々1450円です。

家族型のG4、G5、G6コースも補償内容は上記の3コースと同じですが、会員本人の家族も被保険者
(補償の対象)とすることができます。
また、ミズノスポーツ保険のゴルフ用品補償には1事故につき3,000円の免責金額(自己負担額)が
設定されています。

 
 個人型 G1コース個人型 G2コース個人型 G3コース家族型 G4コース家族型 G5コース家族型 G6コース
ゴルフ用品補償なし10万円10万円なし10万円10万円
保険料(月額)500円980円1,450円1,100円2,500円3,230円
【ミズノスポーツ保険】ゴルフコース 個人型 補償内容 詳細はこちら
※最新の補償内容や詳細につきましては公式サイトにてご確認ください

 

楽天

大手IT企業の楽天では、2種類のゴルフ保険を提供しています。
1つは、楽天超かんたん保険の中に含まれている「ゴルファー保険プラン」
もう1つは楽天損保の「ゴルフアシスト」です。

ゴルファー保険プランのゴルフ用品補償(携行品損害賠償特約)の補償額は10万円または20万円と
なっています。
ただし、事故1回あたり3,000円の免責金額(自己負担額)が設定されています。
節約コース、標準コース、充実コースの3つのコースがあり、それぞれに「本人型」と「夫婦型」の
プランが用意されている他、支払い方法も年払と月払を選ぶことができます。ネットショッピングと
同じような感覚で加入を申し込める手軽さも、楽天ならではです。
もっとも安価な節約コースのみ、個人賠償責任保険(被保険者が加害者となってしまった場合の賠償
責任補償)が付きません。

ゴルフアシストの場合は、ゴルフ用品の補償は10万円~30万円となっており、事故1回あたり1万円の
免責金額(自己負担額)が設定されています。
保険料は年払いのみ、ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド(3,180円・5,260円・7,570円)の3タイプから
選びます。もっとも安価なゴールドタイプには、通院補償が付きません。

 
【ゴルファー保険プラン】節約コース標準コース充実コース
ゴルフ用品補償10万円10万円20万円
保険料(本人型・年額)3,540円5,150円8,600円
保険料(本人型・月額)330円470円780円
保険料(夫婦型・年額)5,420円7,340円1万2,920円
保険料(夫婦型・月額)510円680円1,180円
【ゴルフアシスト】ゴールドタイププラチナタイプダイヤモンドタイプ
ゴルフ用品補償10万円20万円30万円
保険料(年額)3,180円5,260円7,570円
【楽天】超かんたん保険 ゴルファー保険 詳細はこちら
【楽天】ゴルフアシスト 詳細はこちら

※最新の補償内容や詳細につきましては公式サイトにてご確認ください

 

ゴルフ用品の損害は時価で補償される

ゴルファー保険では、「ゴルフクラブを誤って折ってしまった」「ゴルフバックごと盗難にあった」等、
被保険者の所有するゴルフ用品に発生した損害に対して、契約の保険金額を限度とした損害の額が
支払われます。


ゴルフ用品とはゴルフクラブ、ゴルフボールその他のゴルフ用に設計された物、被服類、ゴルフバッグの
ことを言いますが、基本となるのはゴルフクラブです。
例えば、ゴルフボールはゴルフクラブと一緒に盗まれた場合は対象となりますが、ゴルフボールだけが
盗まれても支払いの対象にはなりません。
また、ゴルフ用に設計されたものであっても、多くの場合
時計・宝石・貴金属・財布等はゴルフ用品の中には含まれません。
また、注意したいのは支払われるのは時価が原則であること、つまり購入金額がそのまま補償されるわけ
ではない
ということです。時価とは、同等なモノを購入するのに要する金額から、使用や経過年月による
消耗分を減額した金額を言います。

たとえば7万円で購入したクラブでも、破損した時点での時価が5万円ということになれば、それ以上の金額が
支払われることはありません。修理不能で全損の場合は5万円、修理が可能であれば5万円を上限に修理代が
支払われることになります。
なお、破損でなく盗難に遭った場合でも、補償金額は破損した場合と同様の時価計算になります。
とはいえ、ゴルフ用品は高額なものが多いため、たとえ時価であってもゴルファー保険に入っておくことが
安心につながることは間違いありません。

 

ゴルフ用品が破損したらどうすればいい?

ゴルフ用品は意外と壊れやすいもの。ダフったり、石を叩いてしまったり、木にぶつけてしまったりと
破損のリスクは様々なシチュエーションに潜んでいます。
そんな憂き目にあった際、どのような処理・行動をとればよいのでしょうか。その時になってから
慌てることのないよう、順に追っていきましょう。

1.保険会社(または代理店)の担当者に報告する
2.ゴルフ用品が破損したことを、ゴルフ場のスタッフに報告
3.ゴルフ場スタッフに事故証明書を発行してもらう
4.破損してしまったゴルフ用品の写真を撮る
5.ゴルフクラブ工房などで修理の見積もりを取る


これらが一般的に求められるプロセスです。
保険会社それぞれの規約によっても異なりますが、手続きには意外と手間がかかるものだと思っていてください。
また、破損してしまったからといって証明となる写真を撮らずに破棄してしまうことのないようにしましょう。
ゴルフ保険に限らないことですが、事故が起きた際にはまず保険会社の担当者と連絡を取り、そのうえで
必要となる手続きの指示を受けることが大切です。

 

スチールでもカーボンでも。中古ゴルフクラブの破損はシャフトに注意!

中古クラブは、経年劣化によって新品で購入したものよりも折れやすくなっています。
サビやくすみなど、見た目にも使用感が出やすいスチール製のクラブはもちろんですが、カーボン製の
クラブを使用している人も要注意です。一般的にカーボン製品は網目の粗さの違う炭素繊維シートの積層で
できていますが、ゴルフクラブも例外ではなく、メーカーごとにパーツ部位別に積層を厚くしたり薄くしたり、
重ねる炭素繊維シートの網目の粗さを変えたりと、独自の構成で製品化しています。
この構成の違いによって多様なシャフトの硬さのクラブがラインナップされているのですが、これを実現
しているのが、炭素繊維シートを成形するために使われている特殊な接着剤です。炭素繊維シート自体の
劣化がなくても、外傷や数年に渡って蓄積したインパクトの衝撃によって、この接着剤は劣化していきます。
そして、ふとしたきっかけでポッキリと折れてしまうことがあるのです。

カーボン製品は高価なものも多いですし、使いやすいクラブは長く使いたいものです。もしもの備えとして
自分のクラブに見合ったゴルフ用品補償のある保険を検討しておくことをおすすめします。

 

保険金が支払われないケース

ゴルフ用品補償では、破損だけでなく盗難も対象になることはすでに説明した通りですが、ゴルフ用品の
置き忘れや紛失による損害は対象となりません。

その他、支払いの対象にならないものについては以下のようなケースがあります。
各保険の規約に詳しく記載されていますので、できれば加入前に確認しておきましょう。

・被保険者の故意または重大な過失による損害
・ゴルフクラブ以外のゴルフ用品の破損・曲損
・経過年月による消耗または変質などによって起きた損害
・ゴルフ場・ゴルフ練習場以外で起きた事故
・地震・津波・噴火・洪水などの天災による損害
・戦争、紛争などの事変または暴動によって生じた損害

※詳しくは各保険会社の規約をご確認ください。

 

【Q&A】ゴルフクラブの事故ケース別・補償について

厳密には保険の補償内容は各保険の規約によって異なりますが、多くのゴルフ保険の内容は共通しています。
以下では、一般的なゴルフ保険の内容をQ&A形式で解説していきます。

 

ゴルフ場ロッカーでの盗難

Q.ゴルフ場でプレイするためにロッカールームを使用。不要なものはロッカーに入れて、ゴルフを終えて戻ってきたところ、ゴルフ用品の盗難が発覚しました。その場合、ゴルフ用品補償は適用されますか?

A.ゴルフ関連用品は補償対象に含まれます。ただし、ゴルフ用品以外の身の回りの物(時計・財布・ハンドバッグ・貴金属など)は補償対象外になります。ゴルフ用品補償特約の説明にて「ゴルフ用に設計された物および被服類」と記載されています。

上記盗難ケースをさらに詳しく解説!
取引先の方と接待ゴルフをすることになったAさん。財布や携帯、着替えなどが入った小バッグをロッカーに
収め、ゴルフを楽しみました。ゴルフから帰ってきたAさんが自分のロッカーへ戻ってくると、なんと...
入れておいたはずの貴重品がありません。盗難に遭ったのです。
すぐに保険会社に確認したところ、ロッカーで保管していたものは補償の対象外なのですべて戻ってこない
とのこと。ゴルフ後は飲みに行く予定も立てていましたが、それどころではなくなりました。
財布も盗まれていたため、取引先の方に頭を下げ、交通費を借りて帰宅するという苦い経験をしたそうです。

●ポイント
ゴルフ保険には、ゴルフ用品の盗難を補償するゴルフ用品特約が用意されていますが、身の回り品は
対象外となっています。Aさんの場合、ゴルフ用品はすべてキャリーバッグにいれてグラウンドへ
持って行っているので、ロッカーに預けていたのはゴルフプレーに不要な貴重品、時計のみ。これらは
残念ながら補償の対象外となります。

ゴルフ用品補償特約の対象になるのは?
対象になるものは「ゴルフ用に設計された物および被服類」。具体的には以下のようなものを指します。
これ以外は盗まれても自己責任となるので、管理に気をつけましょう。

・ゴルフクラブ
・ゴルフボール
・ヘッドカバー

・クラブプロテクター
・ゴルフパラソル
・ゴルフ手袋
・ティー
・グリーンマーカー
・レインコート
・キャディーバッグ
・ゴルフシューズ
・シューズケース
・その他、ゴルフプレー時に身に着ける衣服類やそれらを収容するバッグ類

 

海外のゴルフ場でのクラブの破損

Q.海外のゴルフ場でクラブを破損してしまった場合、補償は適用されますか?

A.海外でのプレーが補償の対象となっている保険であれば、海外でのクラブ破損も対象です。ただし、ホールインワン・アルバトロス費用補償特約に関しては対象外になるので注意しましょう。

 

他人のクラブを折ってしまった場合

Q.友人から借りたクラブをダフッた際に折ってしまい、弁償することになりました。ゴルフ保険は適用できますか?

A.ご本人(被保険者)以外の方が所有するクラブの破損は保険の適用外になります。ただし、クラブの所有者であるご友人がゴルフ保険(用品補償)に加入している場合においては、そのご友人のゴルフ保険で保険金の受取りが可能です。

 

貸しクラブの破損

Q.被保険者が練習場のレンタルクラブでの練習中に、クラブを破損してしまいました。ゴルフ用品補償は適用されますか?

A.多くの場合、ゴルフ用品補償における「損害」とは、被保険者の所有物に損害が生じていることを指します。今回の場合、壊されたクラブの所有者は被保険者ではなくゴルフ練習場になります。補償の範囲外となるため、保険は適用されません。

 

クラブが池に落ちてしまった場合

Q.スイングの際に誤ってクラブがすっぽ抜け、そのまま池に落としてしまいました。このような場合、ゴルフ用品補償は適用されますか?

A.加入している保険の規約にもよりますが、「損害」はクラブの破損の意味であって損失は含まれません。したがって、補償は適用できないことになります。
ゴルフを始めたばかりの方は、スイングのフォームや飛距離に気をとられて、スイング後をおろそかにしがちです。遠心力をつけようと思い切りスイングした際に手を放してしまうことがよくあります。ゴルフの経験が浅いうちは、ゴルフクラブを借りる機会も多くなりますが、手に馴染んでいないゴルフクラブを使うときには、とくに注意が必要です。
予想外の出来事で大切な新品のクラブや他人から借りたクラブを傷つけてしまった場合、まずは焦る気持ちを抑えて、近くのスタッフに知らせて取りに行ってもらいましょう。ボールがたくさん飛び交う中自分で取りに行くのは大変危険です。

 

クラブの置き忘れによる紛失

Q.ラウンドをスタートしてから、クラブを練習場に忘れてきたことに気づきました。元の場所に戻るとすでに無くなっていました。ゴルフ用品補償は適用されますか?

A.この場合の紛失は被保険者による不注意が原因なので、補償対象外となります。

 

クラブが折れる原因とは?

新品のゴルフクラブが折れる原因は、主に間違った使い方をしていることがあげられます。とくに初心者は
ゴルフクラブをうまく扱えていないことが多く、大事に扱っているつもりでも折れてしまうというケースが
多く見受けられます。

意外と多いのがバッグから取り出す際に強く引っ張ってしまうケースです。破損原因がプレー中のやむを
得ない事故によるものではなく、丁寧に扱えていないためだった場合はゴルフ保険が適用されない可能性が
あるので扱いには十分に気を付けましょう。
そのほか、購入した時点の品質に問題があるケースもあります。この場合は、自分で気を付けていても
どうしようもありません。

また、クラブのフェース面の真芯(スイートエリア、スイートスポット)で打てず、クラブに余計な負担を
かけてしまっている場合もあります。上手くクラブにボールを当てることはクラブ破損防止につながるだけでなく、
飛距離も伸び、ゴルフ自体の上達にもつながります。最初はなかなか難しいとは思いますが、意識して正しい
位置に当てるようにしましょう。

以下では、上記のようなゴルフクラブが折れてしまう原因について、初心者が陥りやすいものを中心に
より詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

 

折れやすい理由はネックに力が加わるため

ゴルフ初心者に多いミスがゴルフクラブのヘッドとシャフトの間にボールを当ててしまうことです。
ヘッドとシャフトが接続している部分は、ボールが当たることを想定したつくりになっていないため強度が
あまり高くありません。そのため、ボールが何度も当たるとゴルフクラブの破損につながってしまいます。

また、年数が経過するとヘッドとシャフトを固定する接着剤が劣化し、ヘッドがすっぽ抜けてしまうことも。
最近は中古のゴルフクラブを購入する人が増えていますが、中古で破損した場合、保険に入っていても
適用されないケースが多いようです。抜けたヘッドが飛んで誰かに当たってしまうと大変危険ですので、
クラブの状態に注意し、定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。

 

スイートエリアから外れるとシャフトが折れる

ゴルフクラブにはヘッドの中心にスイートエリアと呼ばれる部分があり、ここがボールとクラブの最も適切な
接触点です。このスイートエリアがゴルフクラブの重心であり、ゴルフクラブはこの部分で打つことを前提に
設計されています。スイートエリアで打つことができれば、ショット時のゴルフクラブへの負担も少なく、
ボールにもうまく力が伝わるので飛距離が出やすくなります。

ボールを当てる位置がスイートエリアから外れてしまうと、場合によってはショットの瞬間にクラブが折れて
しまうこともあります。思い切りスイングしたいという気持ちもあるかと思いますが、初心者の方はまず
スイートエリアにボールを当てることを意識してみましょう。

 

バッグから無理矢理取り出す

ゴルフクラブは意外と繊細です。バッグから乱雑に取り出すだけでも場合によっては折れてしまうことが
あります。複数のゴルフクラブをキャリーバッグに入れていると取り出す際に他のゴルフクラブに引っかかって
しまうことがありますが、このときに無理やり引っ張ってしまうと、クラブのヘッドやシャフトに強い衝撃が
加わるのです。
新品のゴルフクラブであっても同様です。クラブの扱い方が悪いとシャフトのグリップ側の部分が折れる場合が
ありますが、グリップ側はプレーの中では折れにくく、この部分の破損は保険適用外となってしまう可能性も
あります。

ゴルフ保険に加入していたとしても、日頃からゴルフクラブの扱いに気を付け、丁寧に扱うことが大切です。
バッグから取り出す際にも、丁寧に扱うようにしましょう。
 

品質の問題

稀なケースですが、新品の時点でゴルフクラブの品質が悪く、もともと壊れやすかったという場合もあります。
いわゆる不良品です。伝統あるメーカーでしっかり生産していても、不良品が出てしまうことはあります。
自分でいくら気を付けていてもこればかりはどうしようもありません。

この場合はゴルフ用品補償は適用できないこともあるので、まずメーカーに相談してみましょう。ヘッド部分の
傷や折れたシャフトの断面から総合的に判断し、折れた原因が誤った使用法によるものではないとされれば
無償で交換してもらえるでしょう。
ただし、この場合も雑に扱ってダメージが蓄積されていた場合は保証が効かなくなってしまうことがあります。
繰り返しになりますが、適切な判断をしてもらうためにも普段からゴルフクラブは丁寧に扱うようにしましょう。
なお、オーダーメイドや改造したシャフトはそれにより強度が低下していても保証されません。

 

ゴルフクラブはしなりに強く傷に弱い

ゴルフクラブが折れる主な原因として、ミスショットによって地面に打ち付けてしまった場合の衝撃も
考えられます。
とくにドライバーは、スピーディーかつ力強いショットにも耐えられるよう設計されており、スイング時の
しなりには強くできていますが、ミスショットを何度も行い、ヘッド部分とシャフトの接続部分に傷や亀裂が
入ると、耐久性が下がり折れやすくなってしまいます。


 

ゴルフクラブはどれも経年劣化で折れやすくなる

クラブをどれだけ丁寧に扱い、ミスショットが少なかったとしても、クラブの経年劣化は避けられません。
この経年劣化もクラブの破損の原因となります。
前述の通り、カーボン製のクラブは接着剤が日々劣化していきますし、スチール製のクラブの場合は主に
金属疲労やサビが劣化の原因となります。雨などの水分や湿気にはとくに注意しましょう。見た目には
それほど変化がなくても、内部が明らかにサビている場合もあります。
劣化したゴルフクラブの場合、ゴルフ保険で補償される額も少なくなります。

10年以上ずっと同じゴルフクラブを使用しているような場合は、突然、通常のスイングで折れる可能性も
考えられます。スイングで折れてしまうと、自分や第三者へ二次的な被害が出ることもあります。
ゴルフクラブのメンテナンス(水分や汚れの除去、収納方法等)や状態の変化にも、日々気を配るように
しましょう。
そして、劣化に気づいたら早めに買い替えることをおすすめします。

 

ゴルフ保険ですべて解決するの?

ゴルフは急な出費が起こりやすいスポーツです。楽しみながら続けていくには、事前に不要な出費に備えて
おくことが大切ですし、そのひとつの対策としてゴルフ保険の加入は非常に有効です。
ゴルフ用品の補償ではありませんが、他者をケガさせてしまった場合の賠償を補償する保険の加入などは、
ゴルファーとしての最低限のマナーとも言われています。
そして、あらゆるトラブルを事前に避けることもまた大切です。
ゴルフ保険はあくまで最悪の事態を避けるための最終手段であることを忘れてはいけません。

ゴルフ保険には様々な種類があり、保険会社やプランによっても補償内容がそれぞれ異なります。加入する際には
保証内容をしっかり比較して自分のスタイルに合った保険を選びましょう。

 

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