複数のゴルフ保険に入ったほうがお得なの？

2024.06.01

ゴルフ保険を比較しているときに、ちょっと気になったことがあるんですが。
ゴルフ保険って複数契約することはあるんですか？
生命保険も場合によっては複数契約する人もいますよね。

複数契約すること自体は不可能ではないが、無理にやるメリットはないな。
保険会社によっては、他のゴルフ保険に加入している場合
保険期間が重なっている限り加入できない制度があったりもする。

へぇ、そんな会社もあるんですね。
仮にものすごく自分の調子が良くて、「今日はホールインワンも狙えそうだな」
なんてときにホールインワン補償を複数契約、本当にホールインワンしてしまった！
というような場合はどうなりますか？

例えば3社のゴルフ保険に同時契約したとして、実際にホールインワンしたとする。
保険会社Aの費用補償の限度額が30万、
保険会社Bの費用補償の限度額が30万、
保険会社Cの費用補償の限度額が40万だった場合、
最大100万円もらえる！なんてことはない。純粋に合算されるわけではないぞ。

なるほど。
保険金で儲ける、なんてことはできない仕組みになっているんですね。

そうだ。
基本的に保険に加入する際には、他社のゴルフ保険に入っているかどうか確認される。
嘘をついて保険加入し、複数保険から保険金を手にした場合は詐欺にあたるので注意だ。
詐欺罪の有罪判決は、罰金はではなく懲役刑だからな。
安易な考えで複数の保険金を受け取ることは危険だぞ。

懲役刑！それはやだなぁ。
あ、でももしかして、
意図的ではなくとも、たまたま補償内容が重複してしまっていた、
なんてことも起こり得るんですか？

そうだな、それはある。
ゴルフプレー中や練習中に他人に怪我などをさせてしまったときの補償、
「賠償責任補償」は最も重複が発生しやすい補償だ。
これも、1社目の保険金範囲内で対応できる場合、2社目への請求権というのはなくなるぞ。

ゴルフ保険に複数加入することについて

ゴルフ保険の複数加入のメリット・デメリット

ゴルフ保険を複数加入するメリットは、ほとんどありません。
仮に複数加入したいという思ったなら、
「ゴルフ保険の追加」ではなく、「ゴルフ保険の切り替え」を検討してみましょう。

たとえば、すでに契約しているゴルフ保険の補償金が少ないように感じた場合。

より補償金が高い保険に加入することにより、受け取ることができる補償金の限度額は
引き上げられますが、このときの限度額は、追加加入でも切り換えでも変わりません。
補償金の限度額は加入している保険の限度額の合計ではなく、
加入している保険の中でもっとも高い金額となるだけだからです。
おそらく、結果的に限度額の増額以上に保険料が割高になってしまうでしょう。
追加加入ではなく、補償金が高い保険に乗り換えてしまったほうがコストパフォーマンスが高く、
管理もしやすくなります。

では、限度額ではなく、そもその欲しい補償や示談交渉等のサービスが不足しているような
場合はどうでしょう？
結論から言えば、これもよほど特殊な場合でない限り、乗り換えで解決します。
必要な補償やサービスをすべて含み、かつ限度額も十分な保険に乗り換えれば、問題は解決します。

ゴルフ保険の補償が重複した場合はどうするべき？ゴルフ保険以外の損害保険特約に注意！

ゴルフのラウンド中や練習中に生じた損害賠償やケガに対する補償が可能なのは、ゴルフ保険
だけではありません。

・自動車保険　・傷害保険　・火災保険　・家財保険

たとえば上記のような損害保険で「個人賠償責任」特約が付いていた場合、そちらで対応できることが
あります。
とくに少額のゴルフ保険の場合、賠償責任補償のためにゴルフ保険に入ったとしても、保険料が無駄に
なってしまうことも。
ゴルフ保険の加入を検討する前に、すでに自分が加入している保険を見直すことが大事です。

保険に複数加入している場合、
その中の１つの保険が、限度額までの損失を補償してくれるにすぎません。
前述のゴルフ保険の追加・乗り換え問題と同じく、通常の保険を含んだ場合も
複数保険に入っている＝契約しているすべてから保険金が支払われるというわけではない
のです。

保険内容の重複が起きるのは、保険会社間だけではありません。
同じ保険会社の別々の保険でも保険内容が重複することがあります。
たとえば、ゴルフ用品が壊れた場合の補償のために三井住友海上の「ネットde保険@ゴルフ」に
加入していたとします。
そしてその一方で、三井住友海上の他の保険契約でも
「保険期間中、盗難や物品の破損などがあった場合に保険金が支払われる」という特約を契約していると
補償内容の重複が発生します。
ゴルフ用品以外に盗難や物品の破損が心配されるものがない場合は、後者のような特約は必要ありません。
また、特約の内容（補償の対象や限度額）が十分であれば、新たにゴルフ保険に入る必要がない
ということにもなります。
ゴルフ保険の追加契約と同じく、保険料の支払いばかりがかさむことになりかねないので、事前の保険内容の
確認が大切です。

補償金額で比較するゴルフ保険

三井住友海上

三井住友海上のゴルフ保険「ネットde保険@ゴルフ」。
ゴルファー傷害補償特約、ゴルフ用品補償特約、ホールインワン・アルバトロス費用補償特約など
ゴルフ保険で入っておきたい賠償責任補償が揃った、6種類の年間契約プラン（それぞれ3種類の
スタンダードプランとプレミアムプラン）が用意されています。

人気のスタンダードプラン・Bコースは賠償責任補償は最大2億円まで。
保険料は年間8,950円（一時払い）となっており、手頃な価格でしっかり対策したい方に向いています。
保険料が低くても傷害補償額やゴルフ用品補償額が比較的高いプランや、
ホールインワン補償が充実しているプラン、ホールインワン補償がなく、その分保険料が抑えられた
プランなど、ニーズやプレイスタイルに合わせて選ぶことができます。
ゴルフ用品補償が20万円以上と充実している他、ゴルフ場以外、自宅での練習中等の事故によって生じた
損害賠償にも対応可能な点にも注目。
また、インターネットで24時間申し込みが行える手軽さも魅力のひとつです。

賠償責任補償の金額: 1億円～2億円
ゴルファー傷害補償: 400～500万円
ゴルフ用品補償: 20～80万円
ホールインワン補償の金額: 0～50万円
年間保険料: 2,620～18,190円

三井住友海上のゴルフ保険「ネットde保険@ゴルフ」については以下ページでも詳しく解説しています。
三井住友海上のゴルフ保険

共栄火災海上

ホールインワン・アルバトロス費用補償が最低でも20万円（最高100万円）と充実しているのが、
共栄火災海上のゴルファー保険です。
しかし一方で自宅練習は対象外となっています。
主にゴルフ場・練習場でのみプレーする方向けのゴルフ保険であると言えます。

プランはQ・L・K・H・Gの5種類。
すべて1年契約、賠償責任限度額は3,000万円～2億円です。

賠償責任補償の金額: 3,000万円～2億円
ゴルファー傷害補償: 200～750万円
ゴルフ用品補償: 10～35万円
ホールインワン補償の金額: 20～100万円
年間保険料: 3,970～17,160円

ゴルフ保険は複数加入するより、見直しを！: 一般的に複数契約は補償内容重複により保険料を無駄にして
しまうだけ！
特約契約も含め、定期的な保険の見直しを。

No1

三井住友海上ネットde保険＠ごるふ

保険料×補償金額×補償範囲のバランスが絶妙。豊富なプランの中から自分に合ったプランを選べる為、全ての人に安心してプレイができてオススメ!!
No2

東京海上日動トータルアシストからだの保険（ゴルファー）

大手損保会社ということもあり、充実の賠償責任にプラスして、示談交渉までも行ってくれる為、とても頼もしい。
No3

共栄火災海上ゴルファー保険

お手頃の料金で、賠償責任補償とホールインワン・アルバトロス補償が充実。国内でプレイする上級者向け。