世界で最も被害を受けているアメリカでは、プロゴルフツアーは
男女とも開催されていません。

そんな中、米男子ツアー（PGAツアー）は６月11日から
早々の再開予定をすでに発表し、米女子ツアー（LPGA）では男子ツアー
より1か月以上先の7月15日からの再開予定を発表しました。

男子・女子のツアーで再開予定の時期がなぜ1か月も異なって
いるのか。

米男子ツアーのジェイ・モナハン会長は、観客を入れずに試合を
開催するのであれば、「ゴルフはソーシャル・ディスタンスが
保てる数少ないスポーツの１つである」と早期再開に積極的な姿勢を
見せています。

しかし、米女子ツアーのマイケル・ワン会長は「選手をはじめ、
会場入りする人々の移動、ウイルス感染の有無を調べる検査の
問題などを考慮し、できる限りの安全策を検討した上で、
今、得ている私たちの結論が、7月中旬の再開なのです」 と答えた。

観客を入れるかどうかに対しても、米男子ツアーは「無観客で再開」
をすでに決め、ギャラリーの有無より「まずは再開」を最優先し、
米女子ツアーでは「無観客でも再開するかどうかは、再開予定日の
45日前、つまり6月上旬に決めたい」と、その判断にも慎重姿勢を
見せています。

米国の医療専門家たちの間から「ゴルフは感染リスクが低い」
という報告がなされ、USGA（全米ゴルフ協会）から感染を防止
しながらゴルフをするためのガイドラインが出されています。

しかし、「ゴルフは感染リスクが低い」というのは、アメリカに
おけるゴルフ事情が前提であることが大切な点です。

もちろん日本でも、USGAのガイドラインに従って「ピンフラッグを
抜かない、触らない」「バンカーレーキは撤去し、砂は足でならす 」
などを実践し、18ホールをスルーで回り、クラブハウスもレストラン
もロッカールームもお風呂も使用しないという具合に「米国式」を
取り入れ、感染防止に努めているゴルフ場が多々あると思われます。

しかし、米国のゴルフ場では、プレー料金をネット上で
事前にカード払いするなどしておけば、誰とも接することなく、ティオフ
もラウンドも可能であり、USGAが推奨している「乗用カートは
1台に1人」という規定においても、2人乗りカートが一般的な米国
のゴルフ場なら、さほど問題なく実現できます。

また、駐車場でシューズを履き替え、バッグを自分で担いで
乗用カートに乗せることが一般的なスタイルだからこそ、人との接触は
避けられるのです。


このようにゴルフというスポーツが新型コロナに対して安全なの
ではなく、人との接触を避けて行動することが、感染予防の一番
重要なポイントなのです。
 

・ゴルフ場まで車で乗り合わせない。

・ゴルフ場到着後もできるだけ人との接触を避ける。

・カートに乗り合わせない。

・プレー中もソーシャル・ディスタンスを保つ。

・ハイタッチなどの接触は行わない。

・プレー後の表彰式やパーティーは行わない。

以上の項目をはじめ、できるだけ人との接触を避けることが必要です。

◆ゴルフ練習場の感染リスク！　ゴルファー保険もお忘れなく

◆【実例紹介】ゴルフ保険加入の重要性と未加入でプレーするリスクとは？

◆ゴルフに保険は本当に必要なの？実は・・・ゴルフ場でのケガは推定「年間6,000件以上」！

◆ゴルフのシーズン到来！　ゴルファー保険切れ、かけ忘れにご注意！